いつも心にうたプリを!

同人活動全般徒然。前ジャンルの記事なうたプリでいっぱい。

ハロウィンの小ネタがわいたので投下

 いよいよ今日はハロウィンですね。
 
 今週の頭は満月でしたし、これはもう狼トキヤの出番ですよ。
 
 というわけで受信した狼トキヤ×赤ずきん音美のコネタを投下。
文章にしてTEXTに追加してもいいのですが、取り急ぎ原稿も仕上げたあとに気持ちがあれば。今はMEMOに留めておく程度に。
 
 
 ……と思っていましたが、捗り過ぎて勢いでTEXTに更新しました。二話(4頁)完結させる予定です。
 
 
以下、思いつきの原文ですよー。
 
 
 赤ずきんの音美ちゃんは今年15歳になったばかりです。
 ある日、春歌お母さんに頼まれて、林檎おばあちゃんのところへバケット一杯のパンを持っていくことにことになりました。
 
 通り過ぎる森の中で、きれいなお花畑を見つけた音美ちゃんは、「林檎おばあちゃんに見せてあげよう!」と思い、一生懸命お花をつみました。
 バケットに、お花をいっぱい詰め込んだ音美ちゃんが再びおばあちゃんの家に行く途中、狼トキヤさんに出会いました。
 
 「こんにちは」
 
 「こんにちは!」
 
 元気よく返事をする音美の美味しそうな匂いに、狼トキヤの口元が歪みます。
 
 「私は狼トキヤです。あなたのお名前は?」
 
 「音美です!」
 
 「とてもイイ香りがしますね……とても美味しそうだ。どこへ行くのですか」
 
 「これから林檎おばあちゃんのところに行くの」
 
 お腹が空いていた狼トキヤは今すぐにでも音美を食べたかったのですが、森の中は樵や猟師がうろついています。ここで食べるわけにはいきません。
 
 「それは近いのでしょうか」
 
 「うん。狼トキヤさんも一緒にくる?」
 
 「いいのでしょうか」
 
 「いいよ。お話し相手が増えると、林檎おばあちゃんもとっても喜ぶと思う!」
 
 言われるままに狼トキヤはついていきました。森の深い奥に建っている小屋に林檎おばあちゃんは住んでいたようで、狼トキヤは驚きました。
 
 「こんなところに老婆が住んでいる……?」
 
 鬱蒼と茂った森の中を進むと、新しくて大きな小屋にたどり着きました。
 そこの空だけ、背の高い木々は伐採されているようで、日光がさんさんと降り注いでおり、屋根がきらきらとして見えました。
 
 「林檎おばあちゃん、音美だよ」
 
 「はーい」
 
 出てきたのは、おばあちゃんではなく、身なりの綺麗な男でした。
 
 「HAYATOお兄ちゃん」
 
 「今ね林檎さんはお出かけをしてるんだ。あれ? その人は誰かにゃ?」
 
 「狼トキヤさんって言うんだよ」
 
 「ふーん……ね、狼トキヤさんも寄って行かない? ボク、ちょうどイイお茶を淹れてる最中だったんだにゃあ」
 
 しかし、狼トキヤが飲んだのは、なんと睡眠入りのお茶だった!
 
 「ふふ。これはイイ毛皮が剥ぎ取れそうだにゃあ」
 
 そう言って、おばあちゃんは眠る狼トキヤの尻尾をつかみズルズルと毛皮骨肉店工房へつれていきます。
 
 肉と皮を切り離すための鋭い刃物をみた音美ちゃんはおばあちゃんに聞きます。
 
 「狼さん痛くない?」
 
 おばあちゃんは得意げに笑って、「そりゃあ痛いよ、でも一瞬さ!」とこたえました。
 
 
 その言葉で、いつもの優しいおばあちゃんと様子の違うことに気付いた音美ちゃんが、お顔をじっとみると、なんとおばあちゃんではありませんでした!
 
 「だ、だれ?」
 
 「わかっちゃったかにゃ~、ボクはきこりさんだよ。さあ、音美ちゃん、こんな狼のことは忘れてボクと結婚しよう!」
 
 きこりさんが音美ちゃんに襲い掛かりました。
 ああ!!赤ずきん音美ちゃんの運命やいかに!!!
 
 
……ってところまで想像しました。
 ハロウィンは、HAYA音美とトキ音美で狼×赤ずきんちゃんがいいですね。それにしてもハロウィンとはおそろしい。妄想が捗ります(二回目)。
 
 
 因みに、音トキのハロウィンは、悪魔であることを隠しながら人間の町で生きている音也と、少年のトキヤのハートフルストーリーが思い浮かびました。
 
 はじまりは、音也が落としたものを拾ったトキヤが、屋敷に届けに行って悪魔であることに気付いてしまったこと。
 そして、知られたと知った音也が、あの手この手でトキヤの煩悩に呼びかけて、<悪魔であることを漏らさない>契約を結ばせようと接触する……というもの。
 
 しかし音也は悪魔としてはまだまだ未熟者で、その不出来っぷりにトキヤにも呆れられるほどだった!\デデーン/
 
 少年トキヤにさまざまなことを仕掛ける音也ですが、魔性の力を悉くはねのけられてしまい、終には自分の手を見ながら悔しがります。
 
 「な、なんで~!?」
 「あの。それでも本当にあなた悪魔なんですか?」
 
 と、こんな風に少年トキヤに逃げられてします。それも来る日も来る日も。
 時には登下校中であったり、塾に行く途中のトキヤを追いかけます。
 そして、術にはめようとする音也に、トキヤは疲れ果ててしまいました。
 
 「誰にも言いませんし、誰もどうせ信じないでしょうから安心してください」
 そう怒りながらも寄越された言葉には、突き放すようなニュアンスはなく、それどころか不思議と音也の胸が温かくなりました。
 
 実は、何日も追いかけ回すうちに、トキヤに親しみを抱いていたのです。逃げたりをしていたトキヤもまた、同じでした。
 
 「わかった。信じるよ」
 「ですが、そうする代わりにひとつ要件をのんでもらいましょう」
 「え~」
 「契約と言うのはそういうものでしょう? 私はあなたの秘密を黙っているのです。だから、その代わりに……お友達になって下さい」
 「え!」
 「これがのめないというのなら、残念ながら噂が広まっても……」
 「いいの? じゃあ、お友達からお願いします!!」
 「は? いえ、お友達からでなくお友達になると……」
 「まだ俺達子供だし、子供らしいお付き合いをすべきだと思うし、うん! それがいいよ!」
 「……あの、聞いてます?」
 
 
 それまで二人は孤独でした。そうして友達になり、後にトキヤの心も変わり、それはそれはお互いに良い話し相手になるのですが、それはまた別のお話!
  以上音トキハロウィンでした。こっちは未発展途上の恋ですね。
 小学生くらいのトキヤと悪魔の音也(子供)を想像して書きだしてみたのですが、これはこれで幼い頃の慣れそれ話で美味しいな~と。想像してて楽しかったです。
 ではでは、これくらいにして。ハッピーハロウィンをお過ごしください。
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