いつも心にうたプリを!

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Pirates of the Frontier鑑賞後~感想編~

 この記事は、Pirates of the Frontierについてのネタバレ満載です。

また、特典の台本についても触れていますので、ご注意ください。

 

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 回収した12月14日に初見で、それから7回はフルで観ましたかね?

ん?聴くではないのかって? いいえ、シアターなので観ているんです。聴いているじゃないんです。

  シアターシャイニング第二作なので、比較してしまうというか、見方の基準を稀に第一作のBLOODY SHADOWSにおいているところがあるかもしれませんが、ご容赦ください。

 

 さて。以前に感想を書いたBLOODY SHADOWSは、台本とパンフレットに目を通さずに8回観ました。プリツイでにぎわっている内に観れたので、すごくリアルタイムで充実した時間になりました。

 一方、Pirates of the Frontierでは観る前にプリツイを先行鑑賞となりました。

 今思えば無理をしてでもウィークリーの売上に貢献すべきだった。もっと早く内容を知っていれば、プリツイをもっと楽しめていたと思います。(後ではどうとでもいえる!)

 ただ、買うかどうかを迷っている方や、私同様に時間がなくて観れていなかったという方には、とても宣伝効果になるので、そういう意味でプリツイはやはり途中からでも楽しめるのはいいですね。

 正直、うたプリの公式アカウントがTwitterで行っているのは、新参いらっしゃいというよりは、心の離れたファン、今のファンに向けたファンサービスにとどまっているような気もしますので。

 シャイニングサーカスの時のざわつきはすごかったなぁということで、懐古に浸ってしまう前にパパッといっちょいってみましょう!

 

・感想(長文)

 

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  ↑

 初回限定版についてきたチケットです! みんな格好いいですね~!劇中の衣装なのですが、イッキ以外カメラ目線なのがじわじわきます(笑)

  

【イッキ】

 第一声から、音也の実年齢より幼い印象を受ける。

 ヒロインに対して「こんな素敵な人」とはしゃいだり、食事をしながら喋ったり、白い悪魔カミュに対して「貴方の決める事じゃない」と牽制したりするところに、生い立ちや気持ちのイイところは似ているけれど、やっぱり音也じゃない。

 音也が演じているんだ、と思って観れた。

 

 力強く、仲間のために戦う。一人旅の頃碌に料理が出来なくてチーズとジャガイモをかじっていたようなヒヨッ子だけれど、上着は一着しか持っていないけれどスッゴイ船長だ!!!

 

 「俺の最強のコック」に対するマルロー「腹いっぱい食わしてやる」という回答から、どうやらマルローの気に入られるところがあったらしい。出会ったシーンが描写されていないので、妄想が膨らむ。

 食事のシーンやコイントスをするところでは、仲間と完全に信頼し合っているのが伝わってきた。

 因みに映画の初めはマルロー一人が船員だったが、カミュが加わったその後にまだ2人くらいは仲間にしそうな雰囲気があった。

 これは確実に将来大物。

 赤い天使の事実を聞かされた後に、イッキ「これはマルローの分、そしてこれは……父さんの分だ! どうして、どうして……父さんを殺した!」というシーンは、迫真の演技だった。

 

また、「イッキみたいに全てを受け止めて、それをすぐに前に進めるのはすごいと思った。大切に思うほど、そのままにして置きたいって俺は思っちゃうタイプだからさ」 ――と、期間限定ブログより音也書いてました。

 

 受け止めて進むからこそ、ラストのような結果になったのだな…と納得の終わりだった。主人公がイッキで良かった、と心から思えてよかったです!

 

 こんなに気持ちのいい性格の男が、この先どんな未来を進んでいくのか?

 彼をどんな運命が待ちうけているのだろうか。知りたい、と素直に思えました。

 歌のサビに、“仲間がいればどんな嵐・つらさ・涙でも乗り越えられる”という意味の歌詞があるのですが、本当にこの通りの意思を感じる船長だったかな。

 音也は「生きているのか死んでるのかわからない父親を探している」ところに似ていると感じていたようですね。

 もし事実を知った時、同じように受け止められるのかという疑問が生じていることに、役から学ぶこと、気付きが得られていることに音也の俳優としての成長を感じました。

 

 と、此処で。

 前回への疑問への答え 

・公開されたPVで言ってた、イッキの探している赤い天使ってもしかして生き別れたイッキのパパ?

パイプロ予想とか感想~鑑賞前編 - いつも心にうたプリを!

 

 これについては、見事に正解でした。

 結構ちらほら、父なのでは? と思っていた方が居らっしゃったようので、単純な展開だったようです。

 きっと煽り文章ではこれぞシアターシャイニング、ファンタジーの王道!なんて書かれるんだろうな。ポラリスどうするんだ!あれコテコテなファンタジーだぞ!というか、エヴリィBuddy!以外皆ファンタジーだったよね…?

 

 敢えて推察させる仕方がわかりやすかったのは、この脚本の知ってほしいところが、音也たちプリンスがどんな風に役に取り組み、映画を作りだしたか、なのだからだと思う。

 もちろん、映画の内容も作りこまれていて、台詞回しからマルローなんかは別キャラか?と思うこともあったけれども。

 イッキという役を通じて、音也がどんな風に考えて、見て、演じてきたのかを知れて嬉しかったです。

 

 

【マルロー】

 腕っ節も強く、頼れる仲間。思いを伝えるのに不器用なところがあるが、料理上手。さらにイッキに対して面倒見がいい。

 性格は初期の蘭丸が主人公にデレたような感じでしょうか。蘭丸のお嬢さん呼びがとても優しくて、聴いているだけでくすぐったいですね。

 

 ただ、これは黒崎蘭丸ではなく、マルローという役柄である。決して、“黒崎蘭丸が自分の年齢より年下というファンに向けたサービスなのではない”というのに気付くのに数秒時間が要った……。

 だってさ、嬢ちゃん呼びとか、楽しそうに「食え」と言ったりとか、ちょっと甘やかすような声が混じったりさ……ちょっと乙女ゲームみたいなところがあった気がして

 

 料理をリアリティを出すために、実際の手料理をふるまっていたというのはポイントが高い。しかもすごくうまそう。

 

 そして白い悪魔カミュとのやり取りは普段のカミュとのやり取りの誇張表現かと思ってしまったものです。

 台本曰く、カミュから多めに蹴られたらしいのですが、顔は避けてやってくれたそうですよ(笑)

 対する蘭丸の書き込みが「マジでやるのか!?」と書いていて、蘭丸の承諾した上で蹴られていたのか若干心配でした(笑)

 この時の撮りの蹴り回数がきっかけで、後々喧嘩に発展するカミュ蘭丸音也が間に割って入ることもあり得そうですね。

 

 背景としては、かつての仲間に港に置いていかれたという、マルロー

 母とイッキを置いていった父、カミュが9歳のときに海に捨てていった親との対比がぐっときました。

 マルローは若干10歳で故郷を出て、荒くれ者集団の一員になって、14歳には負け知らずの用心棒になるらしいが、地上で問題を起こして海賊になったらしい。

 海賊となったあとも、4年間の間に12回も船を変える。

 そして、港に置いていかれて途方に暮れていたところをイッキに拾われて……それから暫くした時間軸で、映画は始まっている。

 しかし所持品には昔の仲間から貰ったものを身に付けていたりして、マルローはかつての仲間も結構大事に思っていたんじゃないかなぁ?…と思う。

 

 一つ言えるのは、イッキに出会えて本当に良かったねえ!ということ。捨てる神あれば拾う神あり、かな。

 

 船を変える間、他の乗組員といざこざがきっかけだったらしいところが、なんだかこれまた蘭丸の生い立ちに似ているなぁ。

 マルローイッキに対する気持ちは作中でものすごくしっかり描かれている気がする。

 誰ももう信じられない、と思っていたところに手を差し伸べてくれた唯一の人だから、目の前で傷つけられるようなことを言われたら、自分のことのように怒ってくれる、熱い心を持っている。

 マルローの苦しむ叫び声がリアルで涙ぐんだ。

 

白い悪魔カミュ

 どうやって登場するのかしらと思っていましたが、やはり後から参加していく型でしたね。アイレスと同じパターンでした。

 港に着くたびにお菓子を大量買いしていくそうですが、そんなにお金持ちなのでしょうか?

 あと、港に無人船が漂流したら「白い悪魔の仕業」と言われていましたが、そんなに悪名高くなるまで何をしてきたんだろうか。あまり本編では語られていなかったので気になります。

 そして特典としてついてきたパンフレット曰く、このお人は特にパラメーターがやたら高かったりして、こいつら格闘ゲームでもすんのかとか思ってしまった。

 え?あの情報要る…?と思ったのは私だけでしょうか。 

 ああいうの見せられたら、赤の天使は振り切って全部最大までいってるんじゃないか、とかヒロインはパワーとメンタル、ラックがものすごく高いんじゃないかとか考えてしまうではないですか。いっそ全員分載せてよね!

 

 そして、前回記事にて書いたことが現実になっていました。

白い悪魔は魔法使えそうですしね。目くらましとしてエターナルフォースブリザードを先制攻撃したりしそうです。

  さすがにエターナルフォースブリザードではありませんでしたが。動けなくしてしかも捻りあげる効果があるとか、完全にエスパーというか心霊現象でしたね……。しかも動けなくなるところまでは完全にヴァンパイアの目の効果と一緒なんですけど。

 

主に、赤い天使のシルエットと白い悪魔の美しい見た目と、行き先をなぜか知っているっていうところで情報を握っている理由とか色々気になっています。  

 さらに上記への回答も、実は赤い天使の仲間だったというありがちなオチ。知人どころか、親代わりだったそう。

 

 あーまーそうきますよね…という単純明快さ!イッキパパ白い悪魔カミュの育ての親って、本当の息子じゃなくて別の息子を育ててるってのが、どうもシャイニング早乙女と若干被らなくもないですが…ほら、早乙女は結構トキヤに肩入れしてたし。実の息子にはいい方悪いですがお金出すだけにとどめていましたからね。愛故に。

  しかも、行き先を正確には把握してはいないがカミュも探しているという話し。

 

 着地点としては、イッキカミュ赤い天使を探してる、目的は同じだから同行するらしい。まあ元々探していたらしいし、お菓子存分に食べる潤沢な資金を持って、白い悪魔カミュは大きな白い船を部下に任せてイッキ船長の船に入りだったのでしょうよ。

 

 しかし、目的が同じだから、とは白い悪魔カミュは言ってましたが本当は、台本にカミュの視点で書き込みがあったように、イッキに“赤い天使の面影を見て”惹かれ、仲間入りを所望したのだと思う。

 私が思うにこの出会い、白い悪魔カミュにとっては最高の転機だったんじゃないか?と。

 

 前述したように、船に置いていきぼりにされていたマルローもそうでしたが、白い悪魔は周囲に心を許せる者がいなかったのだと思う。

 なぜなら、彼は若くして船長になったわけで、魔法も使えて、腕っ節もなかなかに強い。しかも長らくの間、港の酒場に噂話になるくらい知れ渡っており、イッキたちが来るまで怖くて誰も近付いてこなかったくらいですからね。

 周りは部下ばかりで、そりゃあ命じればお菓子を買い占めてくるなり、何なりと従う者はいるけれど、赤い天使への喪失感もあって相当孤独を感じていたんじゃないでしょうかね。

 そういう意味じゃ仲間入りした後、マルローとは対等な目線で何かにつけて衝突して、なんだかんだで白い悪魔カミュにとってとても楽しい船旅になることでしょうね。 

 

 イッキの父について語る白い悪魔カミュ「どうでもよかった、本当に大切なら置いていかぬ」という台詞についてですが、台本のカミュの「息子と妻を巻き込まないように置いていった」という書き込みがじんわりきて、またここでブワッと涙がこみ上げてきました……。

 これもしかして、白い悪魔カミュが昔、両親に海で捨てられたことにもかかってるのかな……? 沢山悩んだ結果、そう思いこんで対処していたのだったら寂しいですね。

 私が思うに、 白い悪魔カミュの未来を誰かに見つけてもらえるように願って、生きて欲しいから海に逃がしたんじゃないかな…と思う。

 ちゃんとした描写は書かれていなかったけれど、どうせどうでもよくて捨てるような子供なら、物心つく頃まで育ててないと思うんだ。

 海の上だとはやり病とか、食糧不足だとか、海賊に乗り込まれて危うくなるとか色々アクシデントがあるのだと思うのですよね。その結果、海に一人流したんだと思うのですが……この辺りは特に考察する情報もないので完全に妄想なのですが。

 

【ヒロイン】

 今回のヒロインの役目は、「赤い石を渡した」「赤い石が歌に反応して魔法を解いた」というところだったのではないでしょうか。

 あと、「砲台を撃って援護する」、「掃除をして花を生ける」、「天使の血でできた赤い石」ということで赤い天使は実は生きているのではないか?という希望を持たせる役目…?

 若干イッキが「こんな素敵な子と出会えるなんて」と口説きだしていたので、やっぱりヒロインでしたが結ばれることはありませんでしたね。

 結構力が強かったり、砲台を撃つ勇気があったりと、BLOODY SHADOWSのときのヒロインよりかは特徴があったかな。

 

 前回のBLOODY SHADOWSのときのヒロインは自己犠牲が強くてマサフェリーと一緒に幸福になれるどころかマサフェリーのバンパイヤ入りのきっかけになったキーウーマンでしたからね。

 なんていうか、前回が見ようによってはBADENDだったので、Pirates of the Frontierもやっぱりヒロインとはくっつかずあくまで脇役、はたから見ると友情END終わりでしたね。

 シアターシャイニングの焦点を当てているところがヒロインとの恋愛ではなく、映画を通してのプリンスたちの成長だから…なんでしょうかね。

 

  最期に。この疑問については全くわかりませんでした。

・海賊話というと、西洋のカリブ海がメジャーなのですが、そこ軸なの?

 

 サトウキビジュースとかジャムサンドクッキーが朝から所望できる世界観なのがうたプリだなぁと思います。本当に。

 

 因みにこの中開きのディスクのコインが劇中、イッキコイントスをしていたものですよ。

 

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 RTキャンペーンなるものが公式シアターシャイニングで行われていましたが、DM設定がオフになっていたのでRT対象外だったのは笑い話。泣きそうになったのは此処だけの話。

 

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 相変わらずポスターはもったいなくてまだ未開封です。

台本とパンフレットよーく隅々まで読んでいたら、Pirates of the Frontierについて、BLOODY SHADOWSと同様に何度も観るうちにまたふと感想を書きだすかもしれません。とても楽しくてワクワクしました。

 

 さてさて。エヴリィBuddy!の発売まであと4日ですね!

 ブログでピースくん全力で推してきていますが、果たしてピヨちゃんやおんぷくん、ペンギンに並ぶマスコットキャラクターになれるのでしょうか?

 那月「ビースくん。かわいい」と間違えられている程度にはまだまだ知名度をあげる余地があるようですので、ぜひここは発売に伴って爆発的なデビューを果たしてほしいところ!!!

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